青島興海汽車零部件有限公司は1987年に創設、総投資額2億元、職員数160人、技術開発人員20人にて、主に、自動車部品、専用車及びEV車輌、排気システム改装等の研究開発、生産、販売を行い、現在はPE、PS、PVC板材の生産ライン、自動車内装生産ライン、塗装生産ライン、金型加工センター、製品開発設計センター等を保有している。

主な生産商品は、自動車部品として、エアディフレクター、バンパー、泥よけカバー、フェンダー、ドーム、ベルトコンベアーカバー等の自動車製品及び三菱車両等へのFRP製品、プラスチック製品、紅旗轎車のフェンダー、エンジンカバー、トランクボックス、冷蔵設備（蒸発凝縮機、FRP冷却タワー、冷蔵庫電動ドア、通風管及び各種規格の送風設備）等多くの商品があります。専用車両向けでは、清掃車輌、冷蔵車、家禽運送用車輌及び電動自動車用商品等があります。

研究開発状況も優れており、設計業務におけるソフトウェア、ネットシステムが完備された研究実験室を配備。実験室には超音波厚度測定器、万能試験機、元素測定器、衝突試験器など多種多様な研究開発実験設備が揃っており、各設備機器への投資は2385万元にのぼります。タンク、ポンプ、弁、油圧管など多品種な部品の性能信頼試験も行うことが出来、企業プロジェクトでの研究開発、創造での基礎を固めています。

自動車軽量化と同時に、コスト抑制は重要であるため、新開発材料や新規加工方法を重視しています:

① LFT-D材料低密度1.1g/cm³にて、高性能で低コスト（SMC比でコスト削減7-8%）、徐々に商用車での使用率を伸ばしている。

② カーボンファイバーは低密度と高強度にて、自動車外装パーツに応用されている。

③ 兴海加藤PDCPDプロジェクトは、一汽解放と共同に開発を行い、PDCPD製品の一汽商用車への大量生産応用をすすめている。